書名 漢方流坊っちゃん
著者 佐賀純一
シリーズ名
発行日 2006年11月18日
判型 四六判
頁数 522p
定価 1995円(本体価格1900円+税)
送料 340円
ISBN ISBN4-88580-663-1
特記
 


漢方流坊っちゃん

鞄圏m医学舎では『漢方流坊っちゃん』(四六判並製カバー装、522ページ)を発刊します。11月18日(土)より全国の書店で発売になります。

●漢方と文学とを融合して新たに創作、これまでにない小説
著者は茨城県土浦市で開業する医師で作家の佐賀純一氏。弊紙で「藪医竹軒行状記」を連載中の作者です。
佐賀氏は「漱石が終生悩まされていた癇癪や胃痛が、漢方薬によって完治していたら、全く異質の作品を書いたのではないか」という発想のもとに『漢方流坊っちゃん』を創作しました。
この作品は、漢方という日本の伝統医学と文豪・夏目漱石の文学作品とを結びつけて、オーケストラの音楽を「編曲」するかのごとく創作されています。新しいジャンルの小説と言えるかもしれません。

●もう一度坊っちゃんを読み直したくなる
地元の歴史文化をこよなく愛して大切にする松山の美しい風土の中で、人情味あふれる坊っちゃんやマドンナなどの登場人物が生き生きと描かれ、息づかいが聞こえてくる物語です。漱石の『坊っちゃん』が描かれた時代背景や松山の芸術文化に深く関わっていることから、もう一度『坊っちゃん』を読み直したくなる作品でもあります。

●今年は漱石の『坊っちゃん』出版後百年、松山市内を走る「坊っちゃん列車」が表紙カバーに
今年は漱石の『坊っちゃん』出版後百年にあたり、松山市はさまざまに賑わいを見せています。松山市内には伊予鉄道の路面電車が走っています。ご存知の方が多いかも知れませんが、一日に数回「坊っちゃん列車」が走ります。その路面電車の線路の石畳と、道後温泉駅に停車中の「坊っちゃん列車」を著者が撮影したものを表紙カバーに使用させていただいております。これにつきましては、伊予鉄道株式会社の方々に親切に対応していただき、松山のよさを改めて知るところとなりました。松山の人がどれほど親切かは、著者も本書あとがきに記しています。

●読まれている総冊数は日本人の作品の中でも屈指、「ドクター・サガ」と呼ばれて親しまれる佐賀純一氏

著者・佐賀純一氏のプロフィールのうち特筆したい点は、著書のうちの『土浦の里』『浅草博徒一代』が数ヶ国語に翻訳され、世界中で読まれて、現在でも重版されていることです。
佐賀氏は世界中で「ドクター・サガ」と呼ばれて親しまれ、読まれている総冊数は日本人の作品の中で屈指のものになっています。

●本作品に描かれる松山の風景を通じて、日本中のすべての地方都市が誇り高く息づくことを望む
弊社では、芸術文化を大切に守り育てながら豊かな文化圏を形成し、そこに住む人々の日常の中にそれらが自然に溶け込んでいる松山のあり方を高く評価する著者に大いに共感するとともに、坊っちゃんという文学作品をモチーフにして、日本の歴史、芸術文化が深く人々の生活の中に溶け込んでいて、さらにそれが漢方とも結びついている本作品のありように深い感銘を受けて発刊いたしました。そして何より「面白い!」というのが、この小説を読んだ素直な感想です。
ここに描かれている松山の風景を通じて、日本中の地方都市が誇り高く息づくことも望んでいます。
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